何が起きたか

2026年、A株市場ではすでに3件の自主的上場廃止事例が発生している。徳邦股份、瓦軸B、*ST康佳Aがそれぞれ該当し、グループ再編、プライベート化のための公開買付け、経営難といった理由から自主的に上場廃止を選択した。

老舗家電メーカーである*ST康佳Aは、数年連続の赤字と純資産のマイナスを背景に、株主総会の決議によりA株とB株の上場を自主的に取り下げる方針で、すでに取引停止や株主総会の審議手続きを進めている。

徳邦股份は2026年3月に上場廃止となり、年内で最初の自主的上場廃止企業となった。一方、瓦軸Bは支配株主が全面公開買付けを実施したことによりプライベート化され、上場廃止に至った。

なぜ重要か

自主的上場廃止の事例が増えていることは、上場企業がこれを不名誉な選択ではなく合理的な選択肢として捉え始めていることを示しており、強制的上場廃止と自主的上場廃止が並存する多様化した退出パターンの形成を後押ししている。

自主的上場廃止と破産更生は互いに補完し合う関係にあり、経営難に陥った企業により柔軟な出口を提供すると同時に、中小投資家の権益を保護し、資本市場の健全な発展を促進する。

主な事実

2026年のA株市場では、徳邦股份、瓦軸B、*ST康佳Aの3件の自主的上場廃止事例がすでに発生している。

*ST康佳Aは株主総会の決議によりA株とB株の上場を自主的に取り下げる方針で、株式は9月4日に取引停止となった。

自主的上場廃止の議案は株主総会での「二重の3分の2」による議決を経る必要があり、現金選択権の提供が求められる。

今後の注目点

*ST康佳Aの株主総会での議決結果および現金選択権の実施状況、さらにその後の資産再編や戦略投資家導入の進捗が注目される。

自主的上場廃止がより多くの経営難企業の選択肢となるかどうか、また当局が価格の公正性を確保し濫用を防止するためにどのような対応を取るかが注視される。

出典