何が起きたか

8月28日、BYDは深セン市龍華区にある10,000基目のフラッシュ充電ステーションの稼働を開始した。これは「フラッシュ充電中国」戦略のマイルストーンとなる。同社によると、この偉業は中国の自動車メーカーとして3つの記録を打ち立てた。自社建設の充電ステーション数が最多、10,000基の建設が最速、そしてネットワークのカバー範囲が最も広い、というものだ。

10,000基のステーションは332都市に広がり、そのうち4,228基は「夢を叶える」ステーションとして、74,281人のユーザーの要望に応えて建設された。一線・二線都市は完全にカバーされ、深セン、上海、杭州、西安、重慶などの中心市街地では約3キロメートルごとにステーションが設置されている。三線・四線都市も完全にカバーされ、平均約4キロメートル以内にステーションがある。ネットワークはフルンボイル、三亜、双鴨山、カシュガル、エベレスト、トルファン、ホルゴスなどの遠隔地や過酷な環境にも広がっている。

BYDは「5分で充電、9分で満タン、-30°Cでもあと3分だけ」という体験を推進し、給油と同じくらい速いと主張している。同社によると、総ユーザー数は183万人以上で、そのうち約3分の1が他ブランドの車のユーザーだという。また、累計充電量は運用開始から半年足らずで2.1億kWhを超えた。8月22日には、北京のステーションにある1本の充電ガンが1日で2,983kWh以上を供給し、54台の車両にサービスを提供した。

なぜ重要か

中国の都市におけるフラッシュ充電ステーションの密度はガソリンスタンドに近づきつつあり、航続距離への不安を和らげ、EVの普及を加速させる可能性がある。ユーザーの約3分の1が他ブランドの車を運転しているという事実は、BYDのオープンアクセス方式が業界全体の急速充電の標準化に役立つ可能性を示唆している。

年末までに国内20,000基、海外6,000基を達成するという野心的な計画により、BYDは充電ネットワークを世界的な輸出商品に変えつつある。これにより、車両だけでなくインフラが、中国の新エネルギー拡大の重要な一部として脚光を浴びることになる。

主要な事実

BYDは8月28日、深セン市龍華区に10,000基目のフラッシュ充電ステーションを開設した。

ネットワークは332都市をカバーし、74,281件のユーザー要望から4,228基の「夢を叶える」ステーションが建設された。

BYDは、今年末までに国内のフラッシュ充電ステーション20,000基を完成させ、海外に6,000基を建設する計画だ。

次の注目点

BYDは年末までに20,000基の目標を達成できるか、また都市部で3〜4キロメートルごとに1基というペースを維持できるか。

欧州と米州での海外展開がどう進むか、そしてSinopec、Shell、Alipayなどとの提携が、シームレスな業界横断型の充電エコシステムへと発展するかどうか。

出典