何が起きたか

9月7日、A株の主要指数は上昇して引け、創業板指(ChiNext)は3.41%高、科創50(STAR 50)は2.42%高となり、光通信や半導体製造装置といったAIハードウェア関連セクターが堅調に推移した。

国産GPUメーカーのMoore Threadsは、2577.45万株の制限付き株式が解禁されたことを受けて午前中に20%のストップ安を付けたが、この下落はAIハードウェア相場の足を引っ張らなかった。「易中天」(おそらく複数銘柄のグループ)などの銘柄は7%超上昇し、ABF関連銘柄のXingsen Technology(興森科技)とShennan Circuits(深南電路)はストップ高を付けた。

テック系ETFは大幅な上昇を見せ、銀華通信ETFとChinaAMC(華夏)通信ETFはそれぞれ6.36%高、6.28%高となり、GF(広発)、Wanjia(万家)、ChinaAMC(華夏)といった運用会社の複数の半導体製造装置ETFは3.8%超の上昇となった。

なぜ重要か

半導体大手のストップ安にもかかわらずAIハードウェア株が底堅さを示したことは、国産演算能力とAIインフラ需要に牽引されたこのセクターのファンダメンタルズに対する市場の強い確信を示唆している。

資金の流れはテックへの明確な選好を示しており、テック系ETFは先週金曜日に28.91億元の純流入を集め、他のセクターを大きく上回った。これは中期の主軸としてのテックに対する投資家の信頼の高さを浮き彫りにしている。

Moore Threadsの下落とセクターの強さの乖離は、株式解禁による短期的なボラティリティが買いの好機とみなされ得ることを裏付けており、機関投資家は同社の希少価値と国産GPUのロジックは変わっていないとみている。

主な事実

Moore Threadsの時価総額は、2577.45万株の制限付き株式の解禁を受けた9月7日の20%ストップ安の後、2000億元を下回った。

2026年上半期、Moore Threadsは前年同期比147.42%増の17.36億元の売上高を計上し、損失は大幅に縮小した。

6月末時点で、18本のアクティブ運用型株式ファンドがMoore Threadsを上位保有銘柄として組み入れており、合計161.4万株となっている。

先週金曜日、4つの指数(中証全指半導体、科創芯片、科創半導体材料設備、国証芯片)に連動する半導体関連ETFは、合計27.28億元の純流入を記録した。

次に注目すべきこと

解禁株の消化とMoore Threadsの業績達成力を注視すべきである。機関投資家は、短期的な下落はファンダメンタルズではなく解禁と株式構造によるものだと指摘している。

テックセクターへの資金流入が続くかどうかに注目すべきである。機関投資家は、米国債利回りの高さと市場センチメントの継続的な修復を踏まえ、押し目での段階的な買いを推奨している。

「黄金の秋」相場が続くかどうかを見極めるべきである。ファンドマネージャーは、新興テック、先端製造業、金融をまたぐバランスの取れた戦略を提案しつつ、川上の部品・材料における国産代替に焦点を当てるよう促している。

出典