何が起きたか

2017年9月8日に初のパブリックFOF商品が承認されて以来、同分野は出現、成長、調整の各段階を経て進化し、今や隆盛期に入っている。今年、FOFの設定額は1400億元近くに達し、年間の新記録を打ち立てた。

Choiceのデータによると、9月7日時点で今年133本のFOFが設定され、設定額の合計は1385.41億元となり、2023年から2025年までの設定額の合計を上回った。中国証券投資基金業協会の報告によれば、7月末時点でFOFの運用資産残高は3305.8億元だった。

業界関係者は、この盛況を預金金利や資産運用商品の利回りの低下によるものとしており、マルチアセット配分とボラティリティの抑制という点でFOFが魅力的になっているとする。最近のFOFは3カ月や6カ月といった短めのロックアップ期間を設けることが多く、規律と流動性のバランスを取っている。

なぜ重要か

FOFは単なるファンド選定ツールから包括的な資産配分ソリューションへと変貌を遂げ、リスク許容度の異なる投資家への訴求力を広げた。この変化は、低利回り環境における安定的かつ強化されたリターンへの高まる需要と一致している。

FOFの投資対象がコモディティ、QDII、REITへと拡大し、銀行チャネルの支援も加わったことは、顧客中心の配分サービスへの戦略的な動きを示している。これは中国の投資信託業界における資産運用のあり方を再構築する可能性がある。

成長にもかかわらず、FOFは40兆元近い投資信託市場のごく一部を占めるにとどまっており、発展の余地が大きいことを示している。ただし、マルチアセット戦略の洗練や一貫した運用成績の確保という点では依然として課題が残る。

主な事実

初のパブリックFOF商品は2017年9月8日に承認された。

今年、133本のFOFが設定され、設定額の合計は1385.41億元と過去最高となった。

7月末時点でFOFの規模は3305.8億元に達した。

2025~2026年の新しいFOFは通常、3カ月または6カ月の保有期間を設けている。

今後の注目点

ファンド運用会社が成長を持続させ投資家の体験を向上させるために、マルチアセット投資システムや商品ラインナップをどのように強化していくか。

銀行やその他のチャネルが、資産運用の変革に向けた戦略的商品としてFOFを引き続き推進していくかどうか。

定量投資やETFの台頭、多様な資産クラスの統合を含む、市場の変化に応じたFOF戦略の進化。

出典