何が起きたか
中国証券報によると、香港のIPO市場は今年好調が続いており、オーバーアロットメントを含む資金調達総額はHK$360 billionを超え、世界の主要取引所の一角に位置づけられている。
9月15日時点で、今年香港では108銘柄が新規上場し、HK$364.176 billionを調達した。2025年の同時期と比べ、新規上場数は60%増加し、資金調達総額は161.38%急増した。
108の新規銘柄のうち34社はA株企業が香港でH株上場を完了したもので、上場数の30%超を占め、初回調達額ではHK$240 billion超、すなわち60%超を占めた。Zhongji Innolight、Luxshare Precision、Victory Giant Technologyが上位を占め、それぞれHK$61.422 billion、HK$25.060 billion、HK$23.135 billionを調達した。
なぜ重要か
市場関係者によれば、A株の大手企業が相次いで香港に上場する波は、本土企業の資本戦略に対する構造的な変化を反映しており、単一のA株プラットフォームにとどまらず、グローバルな資本配置へと踏み出していることを示している。
一次市場が活況を呈する一方で、二次市場は出遅れており、9月15日時点でハンセン指数、ハンセンテック指数、ハンセン中国企業指数はいずれも今年に入って下落している。アナリストはこれを一次市場と二次市場の乖離だと説明している。
中長期的には、質が高くグローバルな競争力を持つ企業が加わることは、短期的には供給圧力が生じるとしても、香港市場の産業構造を改善し、その長期的なファンダメンタルズを支えるものとみられている。
主な事実
9月15日時点で、今年香港では108銘柄が新規上場し、HK$364.176 billionを調達した。
今年、A株企業34社が香港でH株上場を完了し、HK$240 billion超を調達した。
Zhongji InnolightはHK$61.422 billion、Luxshare PrecisionはHK$25.060 billion、Victory Giant TechnologyはHK$23.135 billionを調達した。
9月15日時点で382社が香港上場を待機しており、そのうち105社はすでにA株に上場している。
108の新規銘柄の初日平均上昇率は53.86%で、27銘柄が100%超上昇した一方、22銘柄はデビュー時に公開価格を割り込んだ。
今後の注目点
A株企業105社を含む380社超の待機企業のパイプラインが、年内の残りの期間もIPOの勢いを維持するかどうか。
過熱する一次市場と低迷する二次市場との乖離がどう解消されるか、そして新規上場銘柄がデビュー後も値下がりを続けるかどうか。
HKEXのテック企業向けチャネルや秘密申請制度改革といった政策措置が、引き続きハードテックの発行体を香港に呼び込むかどうか。
