何が起きたか
9月8日、Longsys(09976.HK)が香港証券取引所に上場し、A+H両市場に上場する初の独立系半導体メモリメーカーとなった。
同社は上期の売上高が240.88億元で前年同期比136.26%増、純利益が105.77億元で71,528.66%の急増となり、過去8年間の累計純利益を4倍以上上回ったと発表した。
Longsysは成長の要因をAI主導の需要にあるとし、エンタープライズストレージ売上高は208.80%増の21.40億元、海外売上高は142.27%増の170.17億元となった。
なぜ重要か
今回の上場は、AIがクラウドからデバイスへと移行する中で重要な成長分野であるエッジAIストレージのR&Dを強化するための資本をもたらす。
Longsysが自社開発したコントローラーチップや、SPU、mSSDといった新製品は、同社をAI PCや組み込みAIで先行する立場に位置づけ、メモリ市場を再編する可能性がある。
両市場上場はグローバルでの存在感を高め、LexarやZiliaといったブランドが国際展開を牽引する。
主な事実
CICによると、Longsysは2025年の売上高で世界第2位の独立系メモリメーカーである。
上期の粗利益率は58.90%に達し、前年同期比で45.95ポイント上昇した。
自社開発コントローラーチップの生産数は2.80億個を突破し、5nmのUFS 4.1コントローラーは量産段階にある。
IPOでは60億香港ドル超を調達し、その70%超をチップ設計とハイエンドストレージのR&Dに充てる予定である。
今後の注目点
AIDIMMやmSSDといったエッジAI製品が、主要なPCおよびデバイスメーカーの支持を得られるかどうか。
ブラジルや中国を含むグローバルな製造ネットワークを、需要に応えるためにどのように拡大していくか。
継続的なR&D投資が、競争優位を維持するための新たな特許や製品に結びつくかどうか。
