何が起きたか
9月3日、北沿江高速鉄道の上海―南京間で軌道敷設が正式に始まり、プロジェクトは新たな建設段階に入った。路盤、橋梁、トンネルはほぼ完成しており、駅舎や関連する電気・機械設備の工事も引き続き進められている。
この区間は全長約422.9キロで、上海宝山駅から蘇州、南通、泰州、揚州を経て南京北駅に至る。開通後、泰州―上海間の所要時間は現在の約2.5時間から約1.5時間に短縮される見込みだ。
泰州にとって、このプロジェクトは待望の突破口である。江蘇省の地理的中心に位置しながら、周辺都市を結ぶ路線に迂回され、同市は「高速鉄道に取り囲まれた」状態としばしば評されてきた。既存の寧啓線は最高時速200キロで、新しい高速鉄道ネットワークと同じ速度や利便性を提供していない。
重要な理由
この新しい鉄道は、泰州が長年にわたり省の高速鉄道網から除外されてきた問題に直接対処するものだ。これは、泰州を長江デルタの交通ハブとする構想の中心であり、泰州南駅を交差型の結節点とし、最終的には周辺都市への所要時間を1時間、主要デルタ都市への所要時間を2時間とすることを目指している。
しかし、所要時間の短縮だけでは永続的な利益を保証できないだろう。地元当局は慢心を戒め、鉄道の利便性によって生まれる機会を確実に活かすため、産業、サービス、都市イメージを向上させる必要があると強調している。泰州が地図上でも実質的にも「高速鉄道に取り囲まれた」というレッテルを剥がせるかどうかは、まだ分からない。
主な事実
北沿江高速鉄道の上海―南京間の軌道敷設は9月3日に始まった。
同区間は約422.9キロで、上海宝山と南京北を蘇州、南通、泰州、揚州経由で結ぶ。
開通後、泰州―上海間の所要時間は約2.5時間から約1.5時間に短縮される見込み。
泰州の既存の寧啓線は最高時速200キロである。
泰州南駅は、北沿江鉄道と塩泰錫常宜鉄道の交差点として計画されており、十字型の高速鉄道パターンを形成する。
次の注目点
北沿江鉄道は2027年末までの開通目標を達成できるのか、また計画されている南北の塩泰錫常宜線は2030年頃に予定通り続くのか。
提案されている短い如皋―靖江間の連絡線などは、ネットワークの到達範囲を大幅に広げる可能性がある。それらが計画、資金調達、都市間調整を通過できるかどうかで、実際に列車が運行できる方面が決まる。
鉄道建設に加えて、地元当局が求める経済・サービス面での準備の加速は、開通が近づくにつれて試されることになる。
