何が起きたか
米政府が水曜日に公表したデータによると、8月の小売売上高は前月比1.2%増となり、五カ月ぶりの大幅な伸びで、ウォール街の予想を大きく上回った。
自動車ディーラーの販売が増加し、エネルギー価格の上昇もガソリンスタンドの売上を押し上げたが、この2分野を除いても売上高は依然として力強い動きを見せた。
ネット小売業者と外食産業が最大の勝ち組となった。インフレ率が高止まりしているにもかかわらず、この1年間の小売売上高の動きは依然としてかなり堅調だった。
なぜ重要か
小売売上高は消費者支出の大きな部分を占め、消費者支出は米国経済成長の主要なエンジンであるため、このデータは景気の勢いを示す重要なシグナルとみなされている。
売上高は前年同月比6%増となり、長期的な平均を大きく上回ったが、インフレ要因を織り込むと実質的な伸びは比較的緩やかである。
支出増加の一因は、単にインフレが強まったことにある――米国民が支払うガソリンやその他の商品・サービスの価格が高くなっており、高インフレが家計にもたらす圧力はしばらく続く可能性がある。
主な事実
米国の8月の小売売上高は前月比1.2%増となり、五カ月ぶりの大幅な伸びに達した。
自動車ディーラーの販売が増加し、エネルギー価格の上昇がガソリンスタンドの売上を押し上げた。
この1年間で小売売上高は6%増加し、長期的な平均を大きく上回った。
今後の注目点
今後数カ月間、自動車とエネルギーを除いた小売売上高が力強さを維持できるかどうかが、消費者需要の真の底堅さを明らかにするだろう。
インフレの動向と、それが家計の購買力をどの程度侵食するかが、小売売上高の伸びのうちどれだけが価格上昇ではなく実質的な伸びであるかを左右する可能性がある。
