何が起きたか

米国8月のCPIデータが公表された後、市場ではFRBの9月利上げに対する観測が著しく高まった。データによると、米国8月のCPIは前年同月比3.4%上昇、前月比0.4%上昇となり、コアCPIは前年同月比2.4%上昇、前月比0.3%上昇で、うちコアCPIの前月比の伸びは市場予想を上回った。

CMEのFedウォッチツールによると、現在市場が織り込むFRBの9月における25ベーシスポイントの利上げ確率は87.3%となっている。ゴールドマン・サックスの最新予測も、従来の据え置きから25ベーシスポイントの利上げへと修正された。

北京時間9月17日未明、FRBは9月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合の決定を公表する。市場は声明の文言、票の割れ、ドットチャートなどのシグナルに広く注目している。

なぜ重要か

FRBが予想どおりに利上げを行った場合、市場がすでに事前に織り込んでいるため、利上げの実施は短期的には悪材料出尽くしと見なされる可能性があり、市場にとって必ずしも悪いこととは限らない。しかし、会合後の声明とドットチャートが今後の道筋に与える指針こそが、市場の反応を決める鍵となる。

中金公司のリサーチレポートは、FRBが年末の失業率予測を引き下げ、年末のインフレ予測を引き上げ、ドットチャートでは年内の政策金利予測を据え置く一方、今後2年間の金利予測を引き上げることで、インフレ抑制を最優先課題とするシグナルを伝える可能性があると予測している。

主要な事実

米国8月のCPIは前年同月比3.4%上昇、前月比0.4%上昇。コアCPIは前年同月比2.4%上昇、前月比0.3%上昇。

CMEのFedウォッチツールによると、市場が織り込むFRBの9月における25ベーシスポイントの利上げ確率は87.3%。

ゴールドマン・サックスの最新予測では、FRBは9月の金融政策会合で25ベーシスポイントの利上げを行うとされ、従来の予測は据え置きだった。

次に注目すべき点

市場はFOMC会合の声明の文言、票の割れ、およびドットチャートに反映される金利の道筋の予測を重点的に注視するだろう。

中金公司は、ドットチャートが年内または来年になおさらなる利上げの余地を示した場合、市場はより長い期間かつより大きな幅の利上げサイクルを改めて織り込む可能性があると指摘している。

このほか、米国経済のファンダメンタルズの限界的変化、米イラン情勢および原油価格の動向も、年内の2回目の利上げが実現するかどうかに影響を与えるだろう。

出典